ヨガの根本経典、ヨガスートラについて先日改めて学ぶ機会がありました。
沖ヨガでは10段階に分けて説明されていて、
「ヨガは健康体操ではない」ということの理解が深まります。
『〈戒〉という心構えからヨガは始まる』※龍村先生の資料より
パタンジャリの第1と第2段階のヤマ・ニヤマ(5つの禁戒と5つの勧戒)
☆禁戒(Yama)
1、Ahimsa(アヒムサ) 非暴力、不殺生、殺すな、害するな、いじめる等
2、Satya(サティア) 「真実」の意味。「不虚言」「不盲語」間違いを語らず、行わない。自分にも他にも嘘を言わず、間違いを行わず、言行を正す。
3、Asteya(アスティア) 不盗、盗むな 物を盗まず、他人の意見や思想も、我がもののようにして振舞わない。
☆勧戒(Niyama)
1、Sauca(サウチャ) 清らか、清浄、心身を清らかにせよ 自分を偽らず、自分らしく生き、自分にあったものを自分に捧げよ
2、Samtosa(サントーシャ) 満足せよ、足ることを知れ 必要なものは全て与えられている、不足なもの、余計なものはひとつもない
3、Tapas(タパス) けじめをつけよ、苦行、実践せよ 分かっていることと、分からないことをハッキリさせ、幻想・誤解を除く
4、Svadhyaya(スワディヤーヤ) 修練・訓練せよ 意識的に訓練して自然や社会への適応力をつけていく。自己が自己を教育するという内容が、この戒の意味です。
5、Isvarapranidhana(イシュバラプラニダナ) 神に祈る、信心する (特定の教派・宗派ではない) あらゆるものの中に尊さを発見し、感謝する。
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かく言う私自身、
言うは易く行うは難し
せめて、素直なこころ持ちで修練するのみであります。
※龍村先生の講座は、関東では主に東中野で開催されています。